2017/07/09
小学校で習う漢字を少しでも楽に覚えるには?
こんにちは!
子どもの能力を楽しみながら引き出すことが大好きな 万の種 あひるです。
小学生とその保護者の皆さーん。
『漢字学習』って結構な負担じゃないですか?
毎日のように覚えなくちゃならない漢字があるし、テストがあるし、
うっかりすると忘れるし、覚えるのに時間がかかるし・・・
漢字を覚えることは避けて通ることは出来ませんが、少しでも楽しく、少しでも楽に覚えたい!
何か方法はないの?
・・・ということで。
本日は、
『漢字を楽々覚えるにはどうしたら良いの?』
というお話です。
ところで、
小学生が覚えなくてはいけない漢字数をご存じですか?
1年生・・・80字
2年生・・・160字
3年生・・・200文字
4年生・・・200文字
5年生・・・185字
6年生・・・181字
1年生は『ひらがな』『カタカナ』も覚えますから、各学年、ざっくり言うと200字前後の字を覚えなくてはならないんです。
ちょっと計算してみると、だいたい、
『小学校に行っている日は毎日1つ漢字を覚える』
くらいの負担になっています。
更に、『音読み』『訓読み』そして『熟語』『意味』など、一つの字に付きそれなりに覚えることが色々とありますから、脳が育ち盛りの小学生であっても、なかなか大変だと思います。
大変なのは、ひとえに『覚える量が多い』からですが、つまり、これを解消するには、『覚える量を少なくする』ことが出来れば良いと言うことになります。
そして、ただ覚えるのが苦痛なら、覚えることを楽しいものに変えたら、更に効率が良くなりますよね。
「そんなこと出来るの~?」って思ったかもしれませんが、
大丈夫!
できますよ。
一つには『子どもの好きなことを利用して漢字をどんどん読めるようにしていく』
もう一つは『手作りかるたを使って漢字を読めるようにしていく』
この合わせ技で、漢字学習がぐーんと楽になります。
今日はそのうちの一つ、
『子どもの好きなことを利用して漢字をどんどん読めるようにしていく』方法を紹介します。
漢字は、何も教科書で初めて出会うわけではありません。
生活の至る所に溢れていますから、ちょっと意識を向ければ、沢山の情報が漢字交じりで書かれています。
ただ、『読みたい!』と意識しなければ、なかなか文字情報として認識されません。
習っていなくても、漢字が文字情報として認識されて、子どもが読めるようになるのはどんなときでしょう?
たとえば、自分の名前は、習っていなくても漢字で読めたり書けたりするケースが沢山あります。
これは、『自分に関係する』と分かっている、また、『何度も出てくる』から覚えてしまうんです。
つまり、
『自分に関係する』≒『自分の好きなこと』
『触れる機会が沢山ある』≒『自分の好きなこと』
は、自分でどんどん情報収集したくなるものです。
『好きなこと』は何でも構いません。
たとえば、鉄道が好きな子もいれば、虫が好きな子、魚が好きな子、それから、アイドルが好きな子、ゲームや漫画が好きな子など、
子どもが大好きなものを上手く利用するといいんです。
鉄道が好きな子は勝手にどんどん駅名や車両名や路線名を覚えます。
虫が好きな子は、虫の特徴や生息地、飼い方などを覚えます。
ゲームが好きな子は攻略本を読んでゲームの攻略に長けていきます。
漫画が好きな子は、ストーリーの中の人物に感情移入したり、物語を理解しようとしたりします。
こうして、好きなことの情報収集に没頭しているときには、そこにある文字情報から意味を知ろうとします。
最初はルビを頼りに読んでいるかもしれませんが、いつの間にか、よく見る漢字はルビなしでも読めるようになってしまいます。
つまり、好きなことに没頭しているだけで、勝手に漢字が読めるようになっていくんです。
これは子どもの性格や年齢にもよりますが、自分が興味のあることにお母さんやお父さんが興味を持ってくれたら嬉しいお子さんは多いんです。
好きなことを共有できると嬉しくて学びが加速します。
お互いに「こんなの知ってる?」と情報交換するのも良いですし、
「その説明、なんて書いてあったの?」と話題を振って、子どもに解説してもらうのも良いでしょう。
こういったやりとりは、お子さんが嬉しいだけでなく、学習面でのサポートも同時にしていることになります。
「漫画なんてくだらない!」
「ゲームなんて時間の無駄!」
と子どもが夢中になっているものについて
切り捨てようとする発言を耳にすることがありますが、どんなものでも要は使い方だということです。
一見、学習とは関係ないことのように思えることでも、
「どうしたら利用できるか?」という視点をもつことで、新たな使い道や切り口が見えてきます。
また時には、とても有効なアイテムであることを発見して嬉しくなるかもしれません。
学校で習う前に『読める』状態の漢字が沢山あると、
「この字は知っている!」というところから始めることができます。
全く知らない状態から始めるよりも、なんとなく知っている状態のほうが脳にとっても負担が少なく、覚えやすいですから、漢字学習の負担がぐんと楽になります。
書けるかどうかは気にせずに、まずはどんどん読めるようにしていくのがオススメです。
『読める』なら、あとは『書ける』という状態になればいいだけですから。
・小学生の漢字学習は負担が大きい
・漢字学習の負担を減らすには、覚える量を前もって減らしておくといい
・好きなことは勝手に覚えてしまうので、これを漢字学習に利用する
・子どもが好きなことを親が共有できると更に相乗効果を期待できる
・まずは『読み方』を制覇しよう。
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