【後編】 トランプで算数ゲーム(Make10)数の感性を育てよう!(小学生)
こんにちは!
遊びながら子どもたちの能力を引き出すのが大好きな
万の種 あひる です。
本日は【前編】トランプで算数ゲーム(make10)数の感性を育てよう!(未就学児)の続きです。
トランプは
『数のセンスを育てるのにとても有効』で、
また、
『シンプルなだけに応用が利く、変幻自在なアイテムです』
という話をしました。
前回はmake10の就学前編でしたので、今度は小学生編をお送りします。
足し算が理解できるようになったら、「1」~「9」のカードを使って
まずは2枚で10になるように組み合わせを考えてみます。
(段階によっては、指を使っていいことにしておきます)
これが難なくできるようでしたら、カードを3枚や4枚に増やしてみます。
また、繰り上がりや繰り下がりの計算が出来るようになったら、カードを「1」~「13」に増やします。
ジョーカーはゼロとして使うルールにもできます。
問題の出し方のバージョンを紹介しますね。
(1)指定のカードを決めて、そこに組み合わせるをカードを考える。
(例)「6」と合わせて10になる数は?
(例)「13」から引いて10になる数は?
(例)「5」「2」ともう一枚使って10を作って。
(→「5+2」の場合と、「5-2」の場合と二通り答えを作ることができます)
(2)カードの指定なしで、カードの組み合わせを考える。
(例)2枚合わせて10になる組み合わせをできるだけ沢山作ってみて。
(例)足し算、引き算の両方を使って3枚で10になる数を作ってみて。
(例)このカードの山の中から、できるだけ沢山10になる組み合わせを作ってみて!全部違うバリエーションにするんだよ。そして、同じカードは一度に2枚使えないよ。
ここに書き出しただけでも色々とバリエーションがあることが伝わったかと思います。
実際にゲームをやっていく中で、臨機応変にやり方を変えて遊んでも面白いしです。
それに、オリジナルルールをどんどん開発することは、創造力や発想力を育てる側面もありますので、同時に計算力以外の能力も育てることができます。
高学年の場合は、四則演算すべてが使えるものとして考えます。
この段階にくると、ようやく、ふつうの『切符ゲーム』が成立するんですよね。
さらっと復習しておくと、
「『切符ゲーム』とは、4つの数字を使い、四則演算を駆使して10を作る遊び」
です。
知っていれば、四則演算のほかに√(ルート)を使ったり、指数を使ったりするのを良しとしても面白いです。
また、10を作るのに飽きたら、違う数字を指定して数を作るのも面白いです。
教室では、よく競争にして、早くできた人がカードをゲットする、などの方法で遊んでいます。
さて、ここまで「どうやって遊ぶのか?」その方法を色々とお伝えしてきました。
文字だけではなかなか臨場感まで伝わりませんが、本当に盛り上がりますし、実際に計算力も発想力もどんどん上がるゲームです。
競争するからこそ、スピードも付きますし、本気になります。
そして、本気になればなるほど、めきめきと能力も上がっていきます。
計算問題のように流れ作業で解く計算ではなく、発想力を求められる計算になりますから、複数視点でモノを考えるセンスも同時に養っていくことができます。
そして、使うのはトランプだけという手軽さなので、気軽に始めることができます。
さて、本日は以上になります。
家庭でも簡単に応用できますから、良かったら試してみていただけますと幸いです!
・『make10』は、学年やできることに応じてルールを変えながら遊ぶことができる
・計算力だけでなく発想力も育てることができる
・競争するなど本気で遊ぶとメキメキと能力が上がる
・道具はトンランプだけ、気軽に遊べる
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