【前編】 トランプで算数ゲーム(Make10)数の感性を育てよう!(未就学児)

 

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一人娘の家庭教育から生まれたオリジナルメソッド『万の種』。 「遊びは学び♪学びは遊び♪」がコンセプトの知的好奇心種まき講座を企画・運営しています。(対象は未就学児から小学生まで) 子育てや講座内で活用してきた「おもちゃや教材の話題」を中心に、子育て中の親子にとって役に立つ情報をお伝えします!!

こんにちは!

未就学児・小学生の能力を遊びながら引き出すことが大好きな

万の種 あひる です。

 

トランプのことを知らない人はいないと思いますが、

(もちろん、某大統領ではなくて、カードゲームのほうです)

上手く使ってますか?

「トランプは子どもの数のセンスを育てるのにとっても優れモノなんだよ!」

ということをお伝えしたく、今回はその一端を紹介します。

 

 計算問題は好きですか?

 

算数のできる子は、常に数で遊んでいたり、何かを組み立てて分解したり、

数の感性を育てること、または、図形的感性を育てることが無条件に好きだったりします。

誰かに何か言われなくても、ついついそうやって遊んでしまいます。

数が楽しいから、そして図形的なものが好きだからです。

こういうお子さんは放っておいても、算数が得意でしょうし、仮に点数に結びついていない時期があったとしても、最終的に帳尻があって、得意になっていく可能性が高いです。

 

さて、あなたのお子さんは計算が好きですか?

 

無条件に「好き!」と言えるならば、大丈夫。

好きなうちは、算数の能力はどんどん伸びていくでしょう。

 

でも、もしも

「あまり好きじゃない」

「得意じゃない」

「嫌い」

などネガティブな言葉が出てくるようでしたら、

少し、角度を変えたアプローチで『計算や数に取り組む楽しさ』を体験してみることをおすすめします。

 

『楽しい経験』が積み重なっていくと、その子の中から、

「好き」

「得意」

「苦手ではない」

というポジティブな気持ちを引き出せる可能性大です。

 

もちろん、そもそも計算が得意な子だって、楽しい遊びは好きなはずですから、

ますます得意に、そして、大好きになっていくこと請け合いです。

 

 トランプって万能なんです。

 

「数の感性」を育てるのに、持って来いなのは、『トランプ』です。

トランプを知らない人は皆無というくらい、昔からあるカードゲームですが、シンプルな構造だからこそ、変幻自在にルールを変えて遊ぶことができる、とても優れたアイテムです。

 

例えば、『大貧民』では、数の大小が学べますし、『7並べ』では、数の大小のほかに、「昇順」「降順」などの感覚を身に着けることができます。

トランプは既存のゲームでも、数関係のセンスを磨くのに大いに役立つものですが、同時にいくらでもオリジナルのゲームを生み出すことができる優れものアイテムでもあるんです。

今日はそのうちの一つ、『make10』という遊びの様々なバージョンをお伝えします。

 

 今日は『make10』で遊んでみよう!

 

『make10』とは、言い方を変えれば『切符ゲーム』です。

(切符は今の時代、ほとんど登場しないので、その代わりに車のナンバーでも同様の遊びをすることができます。)

これは、四則演算を使って、切符に書かれた4つの数字を使って10を作るゲームなのですが、年齢によっては四則演算すべてを知っているとは限りません。

そこで、学年によって、またはできることに応じて、ルールを作り替えて遊ぶことにします。

 

例として、以下にバリエーションを紹介しますね!

 

 未就学児の『make10』

未就学児くらいの年齢の頃は、指を折って数字を言うとか、積み木を一つ一つ並べて数えるとか、そんな段階であることが多いですね。

そこで、今回は「1~10」までのカードを使うことにします。

 

「10」という数を意識すると、

・1~10までのカードを順番に並べてみる

・10枚ずつ一列に並べてみる。

・10のまとまりをいくつか作ってみる

・任意の2枚のカードの大小を比べてみる

・ひとつかみした枚数を数えてみる

・カードを二つの山に分け、どちらが多いか予想してみる

・パッと広げたカードの「赤」「黒」どちらが多いか当ててみる

・パッと見て、「赤」が何枚、「黒」が何枚か当ててみる

 

などなど、色々な遊び方があります。

ゲームに親しみ、慣れてきたら、競争しても良いし、タイムトライアルにしても良い。

本人が「面白い!」「楽しい!」と思えるやり方を掴めば、頼まれなくても、嬉々として何度も遊んでしまう・・・という状態に持っていくことが可能です。

 

数感覚は、「量的把握」と「順序の把握」と両方が求められます

未就学児の場合は、実際に「一つ一つ丁寧に数える」「一つ一つ順番に並べる」

という段階が欠かせませんし、それが全ての基礎になります。

そして、すべて遊びの中で十分できることばかりです。

 

今回は、トランプを例に出しましたが、

おままごとの中でも、ブロックや積み木で遊んでいる中でも応用出来る考え方です。

 

要は、算数のセンスを伸ばしたかったら、「遊びの中でどう算数を絡めるか?」を考えて意図的に取り入れていけばいいんです。

 

さて、(未就学児)編は以上です。

長くなりましたので、(小学生)編は次の記事で!

 

 本日のまとめ。

・トランプは数感覚を育てるのに適している。

・トランプは楽しく遊んでいるうちに数感覚も計算力も育てられる。

・トランプは応用性に優れ、オリジナルルールで遊ぶなど変幻自在。

 

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