2017/06/17
『しりとり』ってこんなに変幻自在。(言葉のセンスを磨く遊び)
今日は偉大な遊び、『しりとり』のお話です。
『しりとり』は語彙力がアップするし、身体一つで遊べるのでおススメの遊びの一つです。
「いやいや、紹介されなくても『しりとり』くらい知ってますからっ!」
って突っ込まれそうな気がしますが。
まあ、まあ、まあ。
そんなこと言わずに、是非、続きを読んでくださいませ。
例えば
何かの順番待ちをしているときや手持無沙汰な時に
と子どもに言われたとします。
携帯ゲームを渡しても良いし、確かカバンの中にはクイズ本も入ってる。
いつもなら、それぞれが好きなことをやりつつ、時間を過ごすのだけど・・・
そうだ。
たまには「しりとり」で遊んでみるってどうだろう?
でもなあ、フツーの「しりとり」はもうやりつくしたし、なんかいいアイデアないかな?
そうだっ!!!!
『変形しりとり』で遊んだらいいやんか~。
・・・ということで、前振りが長くなりましたけど、少しは『変形しりとり』に興味を持ってもらえましたか?
『しりとり』は変幻自在。
やり方次第で、まだまだ奥が深い遊びになるんですよ。
それでは、『変形しりとり』の具体的な遊び方をいくつかお伝えしていきますね!
普通のしりとりは、参加者が順番に言葉を繋げていって「ん」がついたらそこで終了ですが、これ以外にもこんな遊び方があります。
・なかとり
・「ん」のつくしりとり
・ビンゴしりとり
聞いたことあるものはありますか?
いや、私は無いですわ。
なぜって、私オリジナルの遊び方だからですー!
(でも、世の中には同じことを思いついてる方がいるかもしれませんけどね)
順番に一つ一つ見ていくことにしましょう。
『なかとり』というのは、文字通り、言葉の真ん中の言葉から繋げる遊びです。
例えば、「もなか」ということばのあとは、「もなか」の真ん中の「な」から始まる言葉を探して次につなげます。
つぎが「なかよし」だったら、「なかよし」の真ん中は「か」と「よ」になりますから、「か」または「よ」で繋げます。
次に続く言葉を「か」と決めたとして、その次を「かりんとう」としたら・・・負けです。
「かりんとう」は真ん中が「ん」だから、続けられないのです。
これが基本ルールです。
「なかとり」はまだまだ色々とルール変更が可能です。
年齢によってハンデを付けることもできますし、どんどんルールを増やして制限していくこともできます。
たとえば、
「こどもは何文字でも良いけど、大人は奇数の文字数のみで勝負する」
「食べ物の名前だけで遊んでみる」
など、色々とオリジナルにどんどん発展させていくことができます。
『「ん」のつくしりとり』は、言葉の最後に「ん」が付く言葉だけで繋げる遊びです。
普通のしりとりだと、一番嫌われ者(「ん」が最後につくとゲームオーバーだからね)の「ん」の付く言葉。
いつもいつも仲間はずれじゃかわいそうじゃないですか。
だから、「たまにはスポットライト当てようよ!」というゲームです。
ルールは
・「最後に『ん』がつく言葉を使う」
・「『ん』の前の言葉から次の言葉を始める」
これだけです。
でも、いつもは「ん」が最後に付く言葉は外して考えているので、なかなか難しいかもしれませんよ。
さて、さっそくやってみましょうか。
例えば・・・
「かばん」→「ばんにん」→「にんじん」→「じかん」・・・
つまり、
「かばん」の「ん」の一つ前の字が「ば」だから、次は「ば」から始まる言葉でつなげて、「ばんにん」。
次は、「ばんにん」の最後の文字の「ん」の一つ前の「に」から始まる言葉を探して、「にんじん」・・・
と、こんな感じです。
どうです?
割と面白いでしょ?
ビンゴしりとりは、できれば筆記用具があったほうが良いですが、なくても工夫次第で遊べます。
筆記用具アリの時には、3×3または5×5のマスをビンゴ用に用意します。
マスには自分の好きなひらがなを書いておきます。
しりとりをやりながら、言葉の最後に使った文字をがマスの中にあったら、消していきます。
先に列ができたほうが勝ち。
筆記用具がない場合。
例えば
「お互いの名前の文字を先に全部使ったほうが勝ち」
というルールで遊びます。
「かおり」ちゃんと「ゆうき」くんが対戦するとします。
ゆうきくんの場合は、「りか」「あお」「きゅうり」などのように、『「か」「お」「り」が最後にくる言葉』をしりとりとして繋がるように考えます。
かおりちゃんのばあいは、「ゆ」「う」「き」で終わる言葉でできるだけ繋がるように考えていきます。
「どちらが早く相手の名前の文字を揃えることができるか?」それが勝負です。
これらの遊びは、もちろん、人数が増えてもできます。
人数が増えれば、しりとりで言葉を探すのと同時に記憶力も求められるので、よりエキサイティングになりますよ。
しりとりは、語彙力が如実に反映されますから、実力が違いすぎると、勝負として面白くありません。
そこで、互いに互角に近い状態で勝負できるように、ハンデを付けてやってみると面白いです。
ハンデを付けるだけで、ふつうのしりとりでも、難易度が全然変わってきますよ。
ハンデは、例えば以下のようなものが使えます。
・NGワードを設定する
・NG文字を設定する
・字数制限を付ける
・分野を限定する
・国語辞典や漢字辞典を使う
これらを複合的に使っても良いし、段階的にハンデの数を調整することもできるし、いくらでもやりようがあります。
『変形しりとり』ってなかなか奥が深いと思いませんか?
チャンスがあったら、是非『しりとり』で遊んでみてくださいねーっ。
・しりとりは、語彙力アップに貢献し、しかも身体一つで遊べる。
・しりとりは、『変幻自在』!!やり方次第でいくらでも楽しめる
・しりとりのようなシンプルなものほど、応用して遊びやすい
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