返却されたテストを使って子どものメンタルと成績を上げるたった1つの簡単な方法
どーもー!
遊びながら知的好奇心を引き出すことが大好きな 万の種 あひる です。
幼稚園時代は、毎日元気に遊んでいればよかった子どもも、
小学校に入ると、テストがあり、点数がつくようになりますね。
親御さんによっては、テストのたびに喜んだりがっかりしたり、一喜一憂してしまう場合もあるでしょう。
子供の将来を思うからこそ、テストの結果は気になるもの。
そして、
「どうしたら成績が上がるの?」
「どうしたら子どもが勉強を少しでも好きになるの?」
と思っている親御さんが多いんです。
コレ、実は簡単な解決方法があるんです。
テストをうまく使っていくだけで、成績も上がるし、勉強も好きになっちゃうんですよ。
しかも、この方法を体得できれば、『失敗を恐れずどんどんチャレンジ出来る子』になります。
ということで、本日は
「返却されたテストを使って、子どものメンタルと成績を同時に上げるたった1つの簡単な方法」
をお届けします!^^
親の反応は子どものメンタルに影響する
テストが返ってきたときにありがちな光景
テスト返ってきたよ!はいこれ!
こぶちゃん
なに、この点数?!(怒)
あんたバカじゃないの?!(怒)
保護者らいおん
例えば、上の会話のように、
テストの点数だけを見て、親が子どもに感情をぶつけてしまう。というのがよくありがちな光景です。
- 子どもに良い点数を取って欲しいのに、期待通りの点数を取ってくれない
- 分かっているのに、ミスをする
- 何度も注意しているのに全然改善されない。
など、親の理想を実現してくれないと子どもに対して怒りが湧いてくるんです。
他人の子なら、
「そんなこともあるわよ~」と笑って言える場面でも、我が子となるとそうはいかない。
子どもの将来が心配なんです。
保護者らいおん
なんていうのは表面上の話で、
「我が子の評価=親の評価」と無意識に思っているケースも多々あります。
(だから、思い通りにならないと怒りが湧いてくる)
怒られている子どもの内側(内面)で起きていること
テストの結果について怒られている時、子どもの中で何が起きているかというと、
親にぶつけられる感情の波をやり過ごすために、必死で心を閉じています。
「ごめんなさい。」
「次はがんばるから。」
など反射的に言葉が出てくることはあるでしょうが、
それは、怒りが早く収まって欲しいからの行動で、
多くの場合、自分のミスを改善するための言葉ではありません。
子どもが必死で心を閉じている状況になると、親が言うことはココロの中に入ってきません。
そして、子どもは親の怒りをブロックすることにエネルギーを使ってしまうので、
「間違えた経験を次にどう活かすか?」というところまで考えることが出来ません。
怒られ続けるとどうなるか?
テストを出すたびに怒られたり、出来たところを認めてもらえず、
マイナスだけを指摘されると、子どもは萎縮します。
そして、
「自分は馬鹿なんだ」
「テストを出すと怒られる」
「勉強って面白くないな・・・」
などの負の感情が子どもの中に積み重ねられていきます。
そうすると、潜在意識の中に「勉強やテストに対してのネガティブな感情」が溜まっていきます。
これが「勉強嫌い」や「テスト嫌い」をますます強固なものにしてしまいます。
ついには、「テストが返ってきても結果を見せない」「テストのたびに極度に緊張してまう」
など、心理的ダメージが行動に反映される子も出てきます。
この状況だと、親も子も得をしません。
むしろ、どちらにとっても大きなマイナスになってしまいます。
冷静に見るとピンチがチャンスにかわる
でも、実は、ちょっと視点を変えてみると、子どもが良い方向にグングン変わるんです。
近視眼的にテストの結果だけを見つめるのではなく、
俯瞰して冷静に見つめることで色々なことが見えてきます。
テストが返ってきたら、この『俯瞰する』という視点を持って、是非試してみて頂きたいことがあるんです。
俯瞰すると見えてくるもの。
テストの結果を単なるデータと冷静に捉える事ができれば、次のテストに
そのデータをうまく活かすことが出来るようになります。
テストで出来たところは、ちゃんと認めた上で、(←コレ大事!)
ミスしたところは子どもと一緒に確認してみましょう。
テストは、何点取るか?よりも、ちゃんと復習しておくほうが大事なんですよ。
まずは、ミスした問題を
「分からなかった問題」
「分かっていたけど間違えた問題」
「時間がなかくて解けなかった問題」
と、それぞれ大きく3つに分けてみてくださいね。
◆わからなかった場合
解き方や考え方などしっかり復習し、類似問題をやってみると良いですよ。
(類似問題がない場合は、テストで出た問題が解けることを確認すれば大丈夫)
間違えた問題を「できなかった」で終わりにするのと、
出来るようにしておくのとでは、あとになって力の付き方が全然違います。
◆時間がなかった場合
まずは解けるか確認してみましょう。
正解できるようなら、次は解く速度をあげることを考えましょう。
時間があっても解けなかったなと思ったら、解けるようにしておきましょう。
◆分かっていたけど間違えた場合
分かっていたが間違えた場合いろいろなケースがあります。
・時間がなくて手が回らなかった
・写し違いをした
・問題を読み間違えていた
・答えが途中消えてしまっていることに気づかなかった
・単位を間違えた
・・・などなど、
「なぜ間違えたか?」を掘り下げて次は同じミスをしないように対策を立ててみましょう。
次回のテストでは対策がうまく行ったか検証してみましょう。
その積み重ねが「同じミスをしない」「結果的にテストで点数が取れる」という状況につながっていきます。
対策を立てたものがうまく点数に結びついたら、是非お子さんと一緒に喜んでみてくださいね。
そうやって、少しずつチャレンジしたものが形になると、
テストの攻略もだんだん楽しくなってきます。
そうなったらしめたもの。
「ミスは次へのチャンス!」とプラスのイメージを持たせることが出来ますし、
出来るようになればなるほど、勉強も好きになっていく可能性が高いです。
※意識してもミスがなかなか直らないこともあります。
ミスを意識し、対策も立てたのに、なかなかミスがなくならないこともあります。
子どもの成長は凸凹しているもので、思わぬところに穴があるということが普通にあります。
現状を認識し冷静に声をかけ続けていきつつ、
「今はこういう段階なんだな」と受け入れることも大事です。
子どもの成長の仕方や、個性は様々、出来るようになる段階も人それぞれだもんね。
寛容に対応してくれたら、子どもとしては助かるよ~。
こぶちゃん
しびれを切らして、『なんど言ったら分かるの!」みたいな声掛けてしまっても、
意味が無い(むしろマイナス)だもんね。
本人が自覚できて対策が出来るようになるには時間がかかることあります。
なので、焦らなくて大丈夫ですよ~。
万の種あひる
「ミスを分析し、次への対策を立て検証する」という習慣は、大人になっても活きる。
テストが返ってくるたびに、親が冷静な対応をし、一緒に分析したり、対策立てたりという
経験が積み重なってくると、
「ミスは一つの経験値」と捉えることが出来るようになります。
すると、「失敗が怖くない」というメンタルと、物事にチャレンジ出来るベースを作っていくことに繋がるんです。
つまり、例えば、
- 完璧主義
- 失敗が怖くて前にすすめない
- 漠然とした不安から開放されない
という状況を避けることが出来るようになるんです。
分析して、対策を立ててみるのは、面白がるのがコツです。
「おー!こう来たか、じゃあねえ、あの手で攻めてみる?
それとも、こうやってみようか?」
というワクワクした気持ちでできたら良いですね!
「テストは一種のゲーム攻略だ」と言うつもりで戦略を立ててみるのがオススメです。
ゲームと思えば、真剣に楽しめますからね^^
トライ&エラーの繰り返しの速さ=進化の速さ
テスト結果の分析をして対策を立てるのに慣れてくると、
「ミスしたときには冷静に自己分析して次に活かせば良い」
ということが潜在的に刷り込まれていきます。
すると、他の分野でも失敗を恐れずに、どんどん物事に挑戦できるようになります。
たとえミスしてもすぐに次のチャレンジが出来ますから、
どんどん経験値を積むことが出来るんです。
つまり、その分進化も速い(能力を上げるのも速い)ということになります。
「沢山チャレンジして沢山失敗した人が人生の成功者になっている」とよく言われますが、
まさに、その道を歩いていけるようになるのです。
自己分析は他者との比較ではない
ミスに対しての分析は、あくまでも本人のケースを考えます。
「他者が出来るのに、うちの子は出来ない・・・」のような比較は意味がありません。
成長のペースも、個性もひとそれぞれ。
その子本人を冷静に見つめていくことが大切です。
大丈夫!子どもは自分の力で生きていける
学校のテストは、子供の能力の、ほんの一部分を切り取ったものに過ぎません。
テストがあると、どうしても点数に注目しがちですが、
「テストが出来ること」と「夢を叶えて幸せに生きる能力があること」は全く別物です。
親はどんど構えて、「この子は大丈夫!ちゃんと自分の力で生きていける!」というスタンスでいるのが良いんじゃないでしょうかねえ。
万の種あひる
注意点
子どもの個性は色々です。
今日の記事がすべての子どもに当てはまるわけではありません。
大事なのは、
お子さん本人を冷静に観察してその都度最善と思う方法を選択していくこと。
それは子どもの近くにいる大人(多くの場合親御さん)にしか出来ません。
(ただ、子どもの人生を生きるのはあくまで子ども自身なので、
親が責任を背負いすぎる必要もありません。)
この記事自体、何かの参考にはなるかもしれませんが、
くれぐれも鵜呑みにしないようにお願いします。
本日のまとめ。
・テストの結果についての声かけの仕方で子供の能力もメンタルも変わってくる
・テストの結果を利用して一生使えるスキルを身に着けよう
・子どもの能力も個性もそれぞれ。子どもをしっかり観察してその子にとってのベストチョイスを探そう
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