これから無くなる仕事と、子どもたちに必要な能力の育て方

 

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一人娘の家庭教育から生まれたオリジナルメソッド『万の種』。 「遊びは学び♪学びは遊び♪」がコンセプトの知的好奇心種まき講座を企画・運営しています。(対象は未就学児から小学生まで) 子育てや講座内で活用してきた「おもちゃや教材の話題」を中心に、子育て中の親子にとって役に立つ情報をお伝えします!!

どーもー!

知的好奇心を引き出すことが大好きな 万の種 あひる です。

 

普段は、知育教材ネタが多いんですが、

今回は、未来を生きていく子どもたちに思いを馳せて、

『コレ大事なんだよ!』と声を大にして言いたいことがあるんです。

 

よろしければお付き合いくださいませ~

万の種あひる

 

今の子供達が描く夢は将来叶えることが出来るのか?

 

今後、約49%の仕事がAI(ロボット)に取って代わられると言われています。

(出典:NRI )

 

無くなるって言われている仕事ってこんなにあるんだね!

こぶちゃん

 

そうなの。ということは、それだけ未来の生活が大きく変わるということでもあるよね。

万の種あひる

 

去年から、近所のスーパーのレジが無人化した。

 

といっても、

『レジを通すまではスタッフがやり、お金を払うところだけが無人』という

まだ中途半端なものなのだけど。

 

でも、レジ関連のスタッフが要らなくなるのは時間の問題だろう。

 

 

沖縄では自動運転の公共バスの実験をしているし、

レジなしスタバもアメリカには既に存在している。

 

人間がいなくても成り立つ場がどんどん増えていて、

それが確実に生活に浸透してる。

それも加速度的に。

 

だから、

 

「将来は、電車の運転手になるんだ!」

「将来は、会社で事務員にでもなろうかな」

 

そんな話は、子どもたちが大人になる頃には叶わない話になっている可能性が十分ある。

 

加速度的に私達の暮らしている世界は変わっているから。

 

きっと、想像もできない未来が待ってるんだろう。

 

これからの子どもたちに問われるのは処理能力ではなく、『オリジナリティ』と『人間力』

 

教育も今変わろうとしている。

 

2020年には大学入試が全面的に変わってしまう。

 

センター試験が廃止になり、

高校在学中に行われる到達度テストと、センター試験に代わる共通テストの

二本立てての受験になりそうだ。

 

しかも共通テストの内容は、英語が特に大きく変わり、

「読む、聞く、書く、話す」の4技能が問われることになる。

 

ますますグローバル化が重要視されているからだ。

 

 

そして、試験の内容自体が総合的なものになりそうだ。

 

各教科にまたがった内容を踏まえて解決策を考察したり、

新しいアイデアを出したりすることが求められそう。

 

これらは、今までの『処理能力を問われる試験』のやり方だととても対応できない。

 

 

どうしてこういう試験なのかというと、

誰でも出来るパターン化した業務は、ほぼほぼAIに任せて、

人間しか出来ないところに人間の能力を使う社会にしていくためだ。

 

 

つまり、覚えるのが得意だけではもう通用しない時代になる

 

最低限、検索できるくらいは言葉を知らないとお話にならないが、

検索さえできれば情報は取り放題の時代。

 

検索能力は必須スキルだ。)

 

その上でのコミュニケーション能力などの人間力や、

個々のオリジナリティをいかに発揮していくか?が問われるようになる。

 

オリジナリティと言われても、何をしたら良いんだろう?

 

アクティブラーニング

 

教育改革ではアクティブラーニングが謳われている。

 

答えが最初から決まっている前提で学ぶのではなく、

 

  『答えがないものに対して、いかに解決策を見出していくか?』

 

が問われるのがアクティブラーニングだ。

 

 

現行の学校の先生たちにとっては、かなりの方向転換を求められるわけで、

そんなにすぐに柔軟に対応出来るとは思えない。

 

(対応できる先生は、日頃からそういった概念を

少なくとも少しずつは取り入れてきたはず)

 

だから、お上が「アクティブラーニング」とどんなに声高に言ったとしても、

それを鵜呑みにして学校に丸投げはキケンだろうと個人的には思っている。

 

 

だからこそ、家庭や、学校以外でのアクティブラーニングが必要になる。

 

「アクティブラーニングなんて、聞いたこと無いし、一体何をしたら良いの?」

 

と思う人もいるだろうけど、それこそ解釈は人それぞれ。

 

要は答えの決まっていないものについてあーでもない、こーでもないと考える機会を持ち、

実践してみる、そのチャンスを沢山もとうよってこと。

 

アクティブラーニングには、『考えるための材料』がいる

 

でも、その前に、だ。

 

そのあーでもない、こーでもないと考えるためには、ベースになる素材がいるんだよね。

 

ベースになる素材とは、『考えるための材料』と言い換えても良い。

 

そのベースになる『考えるための材料』が薄いなあという子どもたちが多い。

 

 

生まれたときから携帯があって、PCがあって、便利な世の中に生まれついちゃったもんだから、

便利な世の中に生きていくことが普通になってる。

 

それ自体は仕方ない。

 

だけど、あまりに便利なせいで「考えなくても暮らしていける」んです。

 

 

例えば、電車に乗るとする。

 

SuicaなどのICカードを一枚、もしくは携帯にICカードを入れておけば、

後は目的地まで検索した結果を見ながら進めば目的地に着いちゃうでしょ?

 

そこまで金額がいくら掛かるか知らなくてもいいし、どういうルートで来たか?なんて

気にしなくても、携帯が教えてくれた通りにただ行けば良い。

 

こうやって、ナビしてくれるものが溢れているから、出てきた情報に乗っていれば

ある程度なんでも出来てしまう。

 

その

「考えなくてもなんとなく出来てしまう」という無意識の積み重ねが、

試行錯誤とか、何かじっくり考えてみる、実験してみる、というチャンスを奪っている。

 

知らず知らずのうちにね。

 

 

本当は、もっと泥臭い経験をたくさん積んだほうが、脳にとっては刺激になるし、

潜在的にも情報を蓄えることが出来る。

 

 

さっきの例で言うと、たまには携帯を開かないで、

切符を買って路線図を調べて出かけてみるとか

そんなことも大事なんだ。

 

 

特に子どもは親の行動を真似るわけだ。

 

親は切符を買った経験があるけど今は買わない。

 

そうなると、何度も電車に乗っているのに、

切符を買ったことのない子が意外といたりするのよ。

 

 

電話もそう。

 

親は公衆電話を知っているし、大抵の場合使ったことあるだろうけど、

子どもはそもそも公衆電話自体を知らないかもしれない。

 

ここでも経験値を損してる。

 

 

 

不便とか遠回りとか、意図的にやってみ!

その経験、大事なんだよ。

 

 

 

そういう経験値がストックされていくことが、

「何か考えよう」「アイデアをひねり出そう」と思ったときに

威力を発揮する。

 

素材が多いほど色々と組み合わせ可能だからだ。

 

 

今やっておかないと、いろんなことがどんどんできなくなる。

 

「便利」という名前のもと、文化がどんどんロボットに取って代わられて、

忘れ去られていくよ。

 

それも、猛スピードで起こるはず。

 

 

今のうちに、五感を育てるいろいろな経験をしておくことを心の底からオススメするよ。

 

 

ちなみに、自分は小学生まで岩手の田舎に住んでいた。

 

山一つ越えて友達に会える、そんな場所だった。

 

今思えば不便だったよ。

(当時はそれが普通だから別にどうってことなかったけど)

 

でも、不便な田舎に住んでた経験が生きてるなと思う瞬間があるよ。

 

 

体感したことは財産になる。

 

だから、たまには便利から離れて、色んな体験をすることをオススメするよ!

 

 

何も遠出しなくても出来るから。

 

日常の延長で出来ることは沢山あるから。

 

 

本日のまとめ。

 

  • 子どもたちが大人になる頃には今とは全然違う世の中になっている
  • これから必要な能力は「人間力」「検索力」「オリジナリティ」
  • 五感を育てる経験、何かを考えたり実験したりする経験を大事にしょう!

 

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