たったこれだけ!効果抜群の語彙力UP法(未就学児・小学生・中学生)
どーもー!
遊びながら知的好奇心を引き出すことが大好きな 万の種 あひる です。
本日は、実際に頂いたご質問に答える記事になっております。
語彙力ってどうしたら上がりますか?
悩めるママ
言葉を沢山習得できる環境に子どもをおけば、自然と語彙力アップしますよ!
万の種あひる
具体的にはどうすれば良いんですか?
悩めるママ
はーい!では実際のやり方をお伝えしますね^^
万の種あひる
言葉の獲得の仕方
言葉の獲得は最初は聞くことから始まります。
周りの誰かが喋っていること、または、自分に話しかけられたことなどから言葉を段々と理解しますよね。
文字を読めるかどうかに関係なく、言葉はドンドン学習されていきます。
そして、文字を理解するようになると、身近なところから読める字を探して読むようになったりします。
看板に書かれている文字だったり、お友達の名前だったり、興味を持ったものを片っ端から覚えていきます。
文字を読めるようになると子どもによっては本に興味を示します。
すると、今度は本からも情報を拾って行くのでそこでも語彙を獲得していくことになります。
子どもたちの語彙を獲得していく過程は似ているのに、どうして差が出てきてしまうんでしょうか?
環境によって語彙力は変わってくる
子どもが言葉を獲得していく過程には、環境が大きく関わっています。
例えば、英語を話すお母さんと日本語を話すお父さんとの間に育った子は、自然とバイリンガルに育ったりします。
まさにこういった例は環境の産物として分かりやすいと思います。
言語が同じであっても、育つ場所によって、イントネーションや言葉の使い方に違いが出ることは誰も否定の余地が無いでしょう。
(例えば、関西に生まれ育てば関西弁ネイティブです。
私は関西に住んだことがないので、どうやっても関西弁ネイティブのようには話せません。)
それと同じで、周りでよく聞こえてくる言葉、特に家庭内で聞いている言葉は呼吸するように自然と身についていきます。
言葉は最初から大人言葉で良い
子どもと会話するのに、子どもに分かりやすいようにと、子どもが分かる言葉になるべく置き換えて話そうとする大人がいます。
例えば、赤ちゃんに「犬」のことを『ワンワン』と教えたりするのがその例です。
これは一見親切に思えますが、逆効果であることは、私がここで書かなくても世間でよく言われることの一つです。
つまり、「犬」を「ワンワン」と登録したあとで再び「犬」と言語登録しなおすほうがロスになるのです。
だから、最初から大人が使う言葉で教えましょうということです。
「『ワンワン』のほうが発音しやすいのだから、まずは言いやすい言葉で教えたほうが良いのではないか?」
という疑問や反論が聞こえてきそうですが、それも却下させてください。
なぜなら、発音しやすいかどうかよりも、語彙を獲得していく過程で、それを発音するために口腔内の筋肉を鍛えるほうが遥かに本人のためになるからです。
変なところで容赦してしまうと、かえって子どもの能力をスポイルすることになるんです。
「犬」と「ワンワン」と言うのはよくある例ですが、これはあらゆる言葉において共通です。
大人が使う言葉をそのまま聞かせておくことは、その時に意味が分からなくても「単語」が脳内に溜まっていくことになります。
いつか使う引き出しにアイテムがバンバン溜まっている状態になります。
そして、何度も聞いていると、年齢に不相応な単語の意味もいつしか身体で覚えて本人が使うようになります。
なぜこんなに確信を持って言うかというと、うちの娘がそうだったからです。
大人の中で育ったので(逆に言うと幼稚園に上がるまでほぼ友達は大人だけだった)、幼稚園に上がるころには周りと比べると格段に語彙力のある幼児に仕上がっていました。
公園に遊びに行ってつぶやく独り言が熟語だったりするので(もちろん意味が分かって使っている)、周りの大人に驚かれたものです。
でも、それって全然凄いことではないんです。
たまたまそういう環境に育ったと言うだけのことです。
そのくらい、環境の力は大きいんです。
子どもにとって最大の環境は『家庭』である
子どもは吸収するのが仕事と言わんばかりに、毎日大人とは比べ物にならないくらい様々なことを吸収しています。
吸収とは学習に言い換えることが出来るかもしれませんが、この学習は、呼吸しているのと同じレベルで行っていることなんです。
ホントスゴイことですよね☆
だからこそ、「子ども用に言葉を変換しなくちゃ」なんて遠慮は要らないんです。
家庭内で交わされる会話がそのまま子どもの語彙力に直結する
子どもは常に周りから吸収している
まずはこれらを頭に入れておくことをオススメします。
語彙力の上がる家庭内の環境を作る
さて、ここからは具体的な話に入っていきましょう。
つまり、「家庭内で語彙力を上げるためには何をすれば良いのか?」という話です。
先程も書いたように
『言葉は最初から大人が使っている言葉にする』
と言うのが基本ですが、それを前提として幾つか方法があります。
- ニュースやクイズ番組など子どもと会話しながら一緒に見る
- しりとりに子どもが知らなそうな語彙をわざと混ぜる
- どこか出掛ける時に下調べを子どもと一緒にしてみる
- 出掛けたら目に入ったものを片っ端から読んでみる
- 大人の世間話のときも子どもに話を聞かせる(聞かせたくない時は除外)
- 経済や世界状況など話して聞かせる
- 子どもと共通の趣味を持って話題を深める
・・・などなど。
何しろ、鍵は「大人との会話」です。
会話において、両親はもちろん大活躍すると思います。
プラス、
おじいちゃんおばあちゃんなどにも昔話してもらうことも語彙力と同時に歴史や時代背景の獲得などに繋がります。
☆語彙力アップの遊びの代表、しりとり関連記事はこちらです。
『しりとり』ってこんなに変幻自在。(言葉のセンスを磨く遊び)
言葉遊びも工夫次第でドンドン語彙を増やしていく
言葉遊びも工夫次第で子どもたちの語彙をドンドン増やすことができます。
言葉遊びをするときには、あえて子どもが知らない語彙を混ぜながらやると効果的です。
- しりとり(様々なバリエーションがありますね!)
- 連想ゲーム
- ○○がつく言葉集め
- お話を作って遊ぶ
- なぞなぞ
何もなくても身体一つで語彙力は増やせるんです。
我が家の例を挙げると、
「リアルおままごと」と称して、全てを実社会に有るものに見立てて、社会の構造がわかるようにおままごとする・・・という遊びを娘とパパとでやってました。
絵本の読み聞かせも、同じ絵本でも、登場人物に別のセリフを言わせながら毎回創作で話を作って聞かせるとか、面白がらせながら語彙のバリエーションが増える仕掛けを沢山していました。
(沢山仕掛けていたというよりも、面白がって遊んでいたことが結果的に語彙力に繋がる方法だったということですね。)
もちろん、本好きなら本からも存分に語彙を吸収できる
本好きなら、本からも様々な情報が吸収できます。
本からは、行間から感情や情景を読み取りながら、語彙を吸収していくことができます。
でも、それは子どもが本好きだった場合のこと。
「本好きだったらラッキー!」くらいに思っていたほうが無難です。
将来的に本が好きになる子でも、本に興味が無いという時代があることはよくあります。
ついつい、
「本読んだら語彙力がアップするのに」
と思って下心で動いてしまうケースが有るんですが・・・
まあ、気持ちは分かるんですけどね。
でも、子どもが本を嫌がったら the end ですから。
語彙力アップもその他の分野も
「楽しいからますますやりたくなる」
「面白くて自然と吸収する」
というのが最も効率が良いと言うのは同じです。
本好きじゃなくて困ってるんですけど~
悩めるママ
なんて悩んでいる場合にはこちらの記事をどうぞ!
【子育て悩み相談】『子どもが読書嫌いで困る』という悩みは本当に必要なのか?
きっと心が軽くなると思います。
子どもの成長は一定ではない
語彙力は家庭内で面白おかしく育てていくのが最も効率がよくオススメの方法ではありますが、万人に向いているとは限りませんので、そこはご了承くださいませ。
そして、子どもの成長は、親の思惑とはズレていることが多々あります。
例えば様々な能力は満遍なく育っていくように錯覚しがちですが、本当は凸凹に成長するものなのです。
例えば、小学校のときには算数が苦手でどちらかと言うとキライだったのに、中学で数学に目覚めて得意になる子がいます。
ある時、目覚めたようにグンと伸びることがあるんです。
それはどの分野に起こるか分かりません。
もちろん、もともと得意でずっと得意分野であることもありますが、今の姿がそのまま大人になるわけではありません。
ですから、
「全然言葉を知らないから心配で」
のような思いは必要ないです。
親は子どもにとって大きな環境ですが、学校からもお友達からもその他の環境からも子どもは吸収していきますし、逞しく成長していくものですから。
過度の心配で子どもの芽を潰さない。
せっかくの能力を伸ばしてやりたいと思ったら、『可能性を信じる』に徹することです。
本日のまとめ
- 子ども用に変換するべからず。最初から大人言葉で教えたほうが効率がいい。
- 家庭は語彙力をアップする最大の環境。関わる大人の一工夫で子どもの語彙力は何倍にも伸びる。
- 子どもの成長は親の思惑とは違うことが多々ある。伸び時もそれぞれ。それが個性ってもんだ。
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