5分で分かる!『潜在意識』&『顕在意識』の基本を徹底解説してみた。
どーもー!
遊びながら知的好奇心を引き出すことが大好きな 万の種 あひるです。
私は、心の話も大好きで、メンタルケアセラピストもしています。
今日はちょっぴりマニアックな話かもしれません。
心の話をする時には、よく『顕在意識(けんざいいしき)』『潜在意識(せんざいいしき)』という言葉が出てきます。
この概念を知っていると、自分の心を知ったり、他人の心を知ったりする大事な手がかりになります。
とても重要な概念なので、一度、一通り説明する機会を設けることにしました。
- 心理学や心について興味がある
- 子どもの心や自分の心をもっと理解したい
- 『潜在意識』や『顕在意識』という概念について知りたい
- とにかく何か知るのが好き
顕在意識と潜在意識
まずは、『意識』について、解説していきましょう。
人間の意識は『氷山』に例えて説明されることがよくあります。
以下の図のようにね。
人間の意識には大きく分けて2つあるんですよ。
簡単に言うと、自分で自覚できる『顕在意識』と自分では自覚していない『潜在意識』に分けられます。
もうちょっと具体的に見ていきますと・・・
例えば、今、私はPCで文章を打っています。
文章を考えているのは自覚しているので、『顕在意識』が働いてます。
でも、文字を打つときには、いちいち指の動きを意識していません。
無意識に指が動いて、画面上に文字が打ち出される状態です。
つまり、文字打ちには、『潜在意識』が大活躍しているというわけです。
文字打ちには、文章を考えている『顕在意識』と文字を実際に打つ作業を担当する『潜在意識』が同時に働いていて、それぞれ役割分担ができています。
ちなみに、私の場合、携帯の文字打ちは一つ一つ確認しながらでないと打てないので、顕在意識がバリバリに仕事してくれてますw
携帯の文字打ち速い人、マジ尊敬するわ。
万の種あひる
もしも『携帯文字打ち選手権』があったら、きっとあひるは最後尾を独走するね!
こぶちゃん
うるさいわっ
万の種あひる
潜在意識の中には普段抑圧されているものも詰まってる
顕在意識と潜在意識の間には、「クリティカルファカルティ」という膜があると言われています。
本当に膜があるかどうかは知らんが、要は、顕在意識と潜在意識の境はあるということです。
そして、普段は、顕在意識が潜在意識に蓋をしているということでもあります。
例えば、飲み会の席でこんな経験ありませんか?
普段はおとなしい人が、お酒飲んだら人格変わっちゃった・・・!みたいなことを目撃したことはないでしょうか?
笑い上戸になるならまだしも、泣き上戸になったり、怒り上戸になったり。
「この人ってこんな人だったの?!」なんて驚愕したりして。
これは、いつもは潜在意識に抑え込まれている人格が表に出てきてしまった例です。
何故いつもと違う人格が出てきたのかというと。
普段、クリティカルファカルティは潜在意識をガッツリ押さえ込んでいます。
間違っても表に出てこないように見張っているわけです。
でも、それが緩んでしまうことがある。
例えば、お酒で酔ってしまうときは、理性が効かなくなります。
この状態になると、クリティカルファカルティが機能しなくなって、顕在意識(理性)の抑えが効かなくなってしまうんです。
つまり、理性が効かなくなると、隠れていた本性が出てしまうことがあるんです。
大抵の人は、顕在意識の「よそゆきの顔」と潜在意識の「人には見せない顔」があるものです。
その「人には見せない顔」が理性が効かなくなると出てきてしまう。
コレが酔っ払ったときに人格が豹変する正体です。
「人には見せない顔」は自覚していることもあれば、自覚していないこともあります。
自覚していないとしたら、相当我慢したり押さえ込んでいたりするものがあるかもしれませんねえ。
潜在意識は繋がっている
さて、個人の意識に注目すると、上から順に『顕在意識』『クリティカルファカルティ』『潜在意識』とあって一つの氷山のように図で説明しました。
これらを複数の人間で表現すると以下の図のようになります。
複数の人を想定した場合、『顕在意識』どうしは分かれていますが、『潜在意識』は深いところでつながっています。
そう。潜在意識って、他人とも繋がるんですよ。
潜在意識がつながってるってどういうこと?
こぶちゃん
例えば、「あの人元気かな?」って誰かの顔がよぎったとします。
すると、顔がよぎった相手から「元気?」って連絡が来た!なんて経験はありませんか?
あるいは、「今日はカレーが食べたいなあと思って作ったんだ」と言ったら、
「ちょうどカレーを食べたいなって思ってたんだよ!」って家族に言われたり。
「それは奇遇だね!」とか「シンクロだよね!」とかそんな状況が起こる時は、潜在意識での交流が起こっている可能性大です。
つまり、実際の行動に移す前に既に相手の意識と先にやり取りをしていて、行動があとからついてくるようなことが起こるんです。
顕在意識よりも潜在意識のほうがずっと大きい
『顕在意識』と『潜在意識』を比べると、その領域の大きさはだいぶ違うようです。
図にもありますが、『顕在意識』は意識全体の3~10%と言われています。
つまり、自覚できる顕在意識よりも、自覚できない潜在意識のほうが圧倒的に大きい。
ということは、人間は自分のことをそんなによく分かっていないということでもあります。
自分のことを自分がよく知らないなんて、ちょっとびっくりしませんか?
自分のことはよく分かりそうなものだけど、実は全然分かってないかもしれないんですよ。
潜在意識の中にあるもの。
潜在意識の中には、既にルーティーンでできるようになったあれこれや、
普段見ないようにしている感情や事柄、今までの体験や環境から獲得してきた経験値や価値観、
過去の思い出や悩みや苦しみの元になっているトラウマ、その他が詰め込まれています。
人間は、全てを顕在意識で覚えていられません。
忘れている方が都合が良いことって沢山ありますしね。
でも、潜在意識は全てを覚えていると言われています。
自分の知らない自分のことを『潜在意識』は知っているということです。
この潜在意識の中にあるものを顕在意識に引っ張り上げて検証していく作業が、自分や他人を深く知っていくことに繋がります。
なので、自分を知りたかったら、まず自分の『潜在意識』(無意識または心)をじっくり観察してみることから始めてみると良いですよ。
集合意識
図の中に有るついでに、『集合意識』についても説明しておきましょう。
ここでは、話の主体ではないので、簡単に紹介するに留めますね。
図では、一番上が顕在意識、その下に潜在意識があります。
潜在意識は繋がり合っていて、その更に先に『集合意識』と呼ばれる領域があります。
例えば、『日本人としての集合意識』とか、『女性としての集合意識』とか、『地球人としての集合意識』とか色々な集合意識が有るわけですが、ざっくりまとめると、『ある共通の何かが持っている全体の意識のこと』です。
普段意識することはほぼ無いと思いますが、集合意識からも影響を受けていますし、こちらが集合意識に影響をあたえることもあるんですよ。
さて、今日は真面目な概念の話ばかりでしたね。
こんなところで、本日の記事は以上になります!
本日のまとめ
- 意識には『潜在意識』と『顕在意識』がある。
- 潜在意識は繋がっているから、「以心伝心」なんてことが起こる。
- 顕在意識では全てを覚えていることは出来ないが、潜在意識では全てを覚えている。
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